米Walt Disneyは8月1日、子供向けオンライン仮想世界「Club Penguin」を買収したと発表した。買収額は公表していない。
Club Penguinは6〜14歳を対象にしたオンライン仮想世界。ユーザーはペンギンのアバターを操ってほかのユーザーとチャットしたり、仮想通貨を使ってアバターの住む家を飾ったりできる。2005年10月に設立され、主に米国およびカナダで1200万人の登録ユーザーを持つ。月額5.95ドルの有料サービスの会員は70万人以上。
Club Penguinは「Disney's Club Penguin」という名称になるが、URL(www.clubpenguin.com)は変わらない。CEOのレーン・メリフィールド氏はWalt Disney Internet Groupの上級副社長となる。また同サービスの利用者は主に米国、英国、カナダの子供だが、欧州やアジアへの進出も計画している。
Disneyは、Club Penguinを既存のオンライン資産に加えることで、子供や家族向けのオンライン仮想世界でのリーダーシップを確立するという目標を推し進めるとしている。同社は2003年にToontownOnlineを立ち上げて子供・家族向け仮想世界に参入。年内には「Pirates of the Caribbean Online」を、2008年にはティンカー・ベルをモチーフにした少女向け仮想世界「Disney Fairies」を開始する予定だ。
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