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歩きながら虹彩認証 松下が国内初
松下は、歩きながら虹彩認証できるシステムを国内で初めて開発した。ゲートを通過する際に認証する仕組みで、ゲートから1.2メートル離れていても虹彩を特定できる。
松下電器産業は8月3日、歩きながら虹彩認証できる「ウォークスルー虹彩認証システム」を、国内で初めて開発したと発表した。ゲートに向かって歩いている人の虹彩の位置を、ゲート内のデジタルカメラで特定。2秒以下で認証できる。空港などでの利用を見込んで開発を進める。
220センチ(高さ)×32センチ(幅)×74センチ(奥行き)の装置に、200万画素デジカメを4台内蔵した。この装置2基を並べてゲートを作り、ゲートに向かって歩く人の虹彩の位置を抽出して認証する。
最大で1.2メートル離れていても認証可能で、歩行速度は秒速1メートル以下ならOK。虹彩の位置検出には新開発した「目位置検出方式」を活用し、2秒以下で認証できるようにした。他人受け入れ率は120万分の1以下。
2005年から行っている総務省の研究開発プロジェクト「ユビキタスセンサーネットワーク技術に関する研究開発」の成果の一環。空港の搭乗手続きや入国審査のゲートなどでの利用を見込んでいるが、実用化の時期は未定としている。
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