調査会社の米Parks Associatesは8月16日、米国のオンラインサービスの利用頻度に関する調査報告を発表した。調査は、米国の18歳以上1000人を対象に実施した。
報告によると、「少なくとも毎週利用する」との回答は、「オンラインビデオゲーム」で34%となっており、「ビデオクリップの視聴」(29%)や「ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の利用」(19%)を上回った。2006年調査では、「ゲーム」が19%、「ビデオ」と「SNS」はそれぞれ13%。前年比では、ビデオの視聴が最も高い伸び率を示している。
Parks Associatesでは、ゲームには、ゲーム内広告や購入前トライアル、会費制サービスなどのさまざまな収益モデルがあり、広告収入だけに頼るビデオやSNSに比べて「事業面での優位性がある」と指摘。しかし、ほかのオンラインサービスの伸びに対処するには、ファン層の拡大や新たな収益機会の模索が必要だとしている。
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