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楽天の中間期、営業益3割減

楽天の中間期は営業利益が3割減。ECやトラベルが好調な一方、新興市場低迷の影響を受けた証券事業など、金融関連事業が低調だった。

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 楽天が8月21日発表した2007年6月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比30.2%減の134億6300万円にとどまった。主力の「楽天市場」などは好調だったが、金融関連事業や証券事業が足を引っ張った。

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 売上高は6.1%減の989億3100万円。楽天市場などを含むEC事業で35.5%増の357億9700万円、楽天トラベルを含むトラベル事業が22.2%増の57億4200億円と増収だった。

 一方、クレジット・ペイメント事業は、楽天KCがクレジット事業を譲渡したことで17.7%減の357億1700億円にとどまった。証券事業でも、個人投資家が多い新興市場の低迷などから手数料収入が減るなどし、35.9%減の152億7300万円と減収になった。

 売上高の減少に伴い、営業利益も減少。経常利益は28.2%減の149億8900万円、純利益は18.3%減の58億300万円だった。通期見通しは公表していない。

インフォシークは携帯向けにも今後注力

 ポータルサイトを運営するインフォシーク事業は、06年7〜9月期以降、四半期売上高は16億3000万円前後で横ばい。07年3〜6月期の営業利益は600万円で、前四半期の1億7000万円から大幅に減った。

 頭打ち感がある中、現在はデータセンターの移行を進めている最中。設備が古く新サービスに柔軟に対応できなかったが、今後は拡張がしやすくなるという。将来は携帯電話向けサービスを新たな収益の柱にしていきたい考え。

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