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ソニー、PS3用「Folding@Home」をバージョン1.2に
最新バージョンv1.2では、スクリーンセーバー・モードのほか、PSPの「Remote Play」機能のサポートを追加した。
Sony Computer Entertainment America(SCEA)は8月21日、プレイステーション 3(PS3)用の「Folding@Home」アプリケーションのアップデート(v1.2)を発表した。
Folding@Homeは、米スタンフォード大学によるタンパク質構造解析のための分散コンピューティングプロジェクト。ネットに接続されたアイドリング状態のPCやPS3などの計算能力を利用して巨大なスーパーコンピュータを形成、タンパク質折り畳み構造のシミュレーションなどに活用している。
v1.2では、PS3の電力消費をやや削減し、シミュレーション性能を向上させる「スクリーンセーバーモード」を追加したほか、PSPの「Remote Play」機能のサポートを追加。ユーザーはFolding@Homeでの貢献状況を、PS3に接続したPSP上でも見ることができるようになった。タンパク質解析関連では、より多くのシミュレーションをサポートできるようになったほか、画面表示を改善、プロジェクトの詳細情報へのリンクも追加した。
PS3用のFolding@Homeは、過去5カ月で既に世界中で53万6000件以上のダウンロードを記録。PS3ユーザー合計で、最大600テラフロップス(TFLOPS)の計算容量を提供してきたという。
v1.2は、PS3上でFolding@Homeアプリを再起動すると、自動的にダウンロードされる。
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