ISPの米EarthLinkは8月28日、約900人の人員削減や事務所の閉鎖などを含むリストラ計画を発表した。計画は即時に実行に移され、年末までに完了する計画。
同社では、2008年には業界全体で、サービス加入者数の伸びが減速するとみている。ロラ・P・ハフ社長兼CEOは今回のリストラ計画について「当社のコスト構造を整えるが、ほかにもやるべきことはある」とし、数週間または数カ月内に「さらなるステップ」を発表する意向だとしている。
今回の計画では、人員削減に加え、フロリダ州オーランド、テネシー州ノックスビル、カリフォルニア州サンフランシスコなどのオフィスを閉鎖する。リストラ関連費用として6000万〜7000万ドルを、第3四半期と第4四半期に計上する見通しだ。同社では、この計画の実行によって、今年度2500万〜3500万ドルのコストを削減できるとみている。
同社では併せて、ジョー・ウェッツェル氏の最高執行責任者(COO)への起用や、自社株購入計画の拡大も発表している。
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