独SAPは8月28日、インド市場における顧客数が、2006年8月時点での1000社から、現在は2000社まで倍増したことを明らかにした。また2006年に発表した通り、2010年までに同市場に10億ドルを投資する計画を再確認した。
SAPは1998年、インドのバンガロールにグローバルな開発・サービス拠点であり、サービスハブでもあるSAP Labsを設立。ドイツ国外では最大規模を誇る。2006年にはグルガオンにサービスセンターを開設、インドはSAPにとって重要な拠点となっている。
また同社は同日、インドのITサービス企業Wiproとの提携拡大を発表した。合意の下、WiproはSAPのグローバルサービスパートナーとなり、バンガロールでのSAPのソリューションラボ開設に協力する。またSAP支援の共同マーケティングや戦略プランニングへの資金投入を増やすとしている。
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