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TomTom、「GPSの谷間」でも使えるカーナビ発表
TomTomの新カーナビは、目的地情報を音声で入力できるほか、車の動きや重力を感知するセンサーで位置計算をする技術を採用し、GPS信号が届かない場所でも連続的なナビゲーションが可能となった。
ポータブルナビゲーションシステムのオランダTomTomは8月30日、「TomTom GO 920」および「TomTom GO 920 T」を発表した。音声入力が可能な「ハイエンド」カーナビで、4Gバイトの内蔵メモリに西欧・中欧41カ国および米国、カナダの地図をプリインストール。切れ目のないナビゲーションを可能にする技術「Enhanced Positioning Technology」を採用したほか、「RDS-TMC Traffic Receiver」により、最新交通情報の受信が可能となっている。
GO 920およびGO 920Tでは、音声認識技術を採用。ユーザーは目的地の都市名、通りの名前、住所などを音声で入力できる。Enhanced Positioning Technologyでは、動作や重力を感知するセンサーを利用して車の位置を計算できるため、GPSシグナルが届かない場合や、高層ビルの間など、シグナルをさえぎるものがある場合にも、連続的なナビゲーションが可能。また、最新の地図情報をユーザー間で共有するTomTom Map Share Technologyも搭載した。
第4四半期に発売予定で、米国での価格はGO 920が599.95ドル、GO 920Tが699.95ドル。GO 920Tには、RDS-TMC Traffic Receiverが同梱される。
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