「山田」や「谷口」など、日本人の名前が付いたトロイの木馬などのマルウェアが出回っていると、Trend Microがブログで報告した。
Trend Microが「ヤマダ」マルウェア(TROJ_MELLPON.A、通称「山田ウイルス」)を検出したのは2005年春。その後、「コイズミ」(TROJ_DELF.AXE)、「ハラダ」(TSPY_HARADONG.A)、「カメダ」(TSPY_SUFIAGE.G)などの名前が付いたマルウェアやスパイウェアが幾つも登場した。
最近では「タニグチ」(TROJ_TANIGU.A、通称「谷口ウイルス」)というトロイの木馬が日本で見つかった。谷口ウイルスはほとんどの場合、Winnyで共有されているゲームソフト(「うみねこのなく頃に」「東方風神録」「涼宮ハルヒの超乱闘」など)といった特定アプリケーションの海賊版に付いているという。
マルウェア付きの海賊版ソフトは谷口ウイルスが初めてではなく、ユーザーは感染を避けるため、常に正規版のソフトを使うことが望ましいとTrend Microは警鐘を鳴らしている。
関連記事
- 「山田オルタネイティブ」の動作を知る
- 2006年も止まらない「Winnyで流出」、最新のマルウェア解説
- 新種のマルウェアが登場、2ちゃんねるを荒らす
- 亜種も登場、まだまだ2ちゃんねるを荒らし続ける「山田ウイルス」のその後
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.