英ブリストル大学からスピンアウトした英Revolymerは9月14日、かんだ後でもべたべたくっつかない「Clean Gum」の開発に成功したと発表した。靴や衣類、道路や髪についても簡単に取ることができ、水で分解されるという。
同社は地元市議会の協力を得て、歩道での実験を行った。2回の実験では、一般に売られているガムを4回歩道にはり付けたところ、3回ははり付いたままとれなかった。一方Revolymerのガムは、はり付けてから24時間以内では自然にはがれたという。
ブリストル大学教授でRevolymerの最高科学責任者(Chief Scientific Officer)を務めるテレンス・コスグローブ教授によれば、両親媒性ポリマーをガムに加えることで、かんで捨てられたガムの界面特性を変化させ、粘着性を少なくさせる技術を応用しているという。
同社は2008年の製品化を計画している。英国では廃棄されたガムを除去するのに、年間1億5000万ポンド掛かっているという。
関連記事
- 「リラックス」vs「気合い」の男おやつ――あなたならどちら?
残業で疲れているときに、つい手が伸びるお菓子。最近は“男おやつ”なる呼称もあるようだ。小腹を満たす+αの効果を期待してしまう、“オフィスに常備”を想定して作られたお菓子を紹介しよう。 - 「男おやつ」が常識に
ビジネスマンが勤務中におやつを食べる「男おやつ」が常識に――江崎グリコは「『男おやつ』は日常的な職場風景になっている」としながらも、年齢が上がるほど「職場で食べるのはみっともない」と考えている傾向も見えた。 - ボトルケース入り粒ガムの「捨て紙」を活用する
ボトルケース入りの粒ガムに同梱されているいわゆる「捨て紙」は付箋紙と同じような構造だ。何かと余りがち(?)な、この捨て紙を活用する方法を考えてみよう。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.