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ビックカメラとベスト電器が資本・業務提携
ビックカメラとベスト電器が資本・業務提携。物流ネットワークの相互利用などの、ベスト子会社のさくらやの再建にビックのノウハウを活用する。
家電量販のビックカメラとベスト電器は9月20日、資本・業務提携を結んだと発表した。ベスト電器が実施する第三者割当増資をビックカメラが引き受け、ビックカメラはベスト電器の筆頭株主になる。大都市に店舗を展開するビックと、九州を地盤とするベスト電器とで相互補完が見込めると判断した。
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ベスト電器が10月5日払い込みで実施する約57億円の第三者割当増資をビックが引き受ける。増資後、ビックカメラはベスト電器発行済み株式の9.33%を保有する筆頭株主になる。ベスト電器は、調達資金を連結子会社のさくらやの借入金返済に全額充てる。
業務提携では、修理センターや物流ネットワークの相互利用のほか、オリジナル商品の開発などを予定。またさくらやの経営再建に、都市型店舗を展開するビックカメラのノウハウを活かす。
ベスト電器をめぐっては、最近になって業界最大手のヤマダ電機が事実上の筆頭株主に浮上(関連記事参照)。9月14日付の大量保有報告書では、ベスト電器の6.47%を保有していることが分かっている。
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