米Sun Microsystemsは9月24日、企業が自社で排出している温室効果ガスの量を計算して他社と比較し、削減できるよう支援するオンラインコミュニティー「OpenEco.org」を立ち上げると発表した。
どんな企業や組織でも無料で参加することができる。ただし自社の温室効果ガス排出に関するデータを公開することが参加条件となる。データ公開の際、社名は公開でも非公開でもよい。
近年、地球温暖化問題への関心が高まるにつれ、企業や組織に対して温室効果ガス削減を求める圧力も強まっている。しかし各社が個々に自社のガス排出量を測定し、削減を目指すには、相当な費用が掛かる。今回のOpenEco.org設立は、参加各社が測定ツールやデータを共有、他社と比較することでより現実的な目標値を設定、互いにベストプラクティスを共有しつつ、目標を達成するのが目的という。
SunはOpenEco.org設立に当たり、自社の温室効果ガスデータを公開。同時にケーススタディとベストプラクティスも公開している。
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