Office Mac 2008、ホームパッケージは150ドルから
家庭用、学生用のパッケージは3ライセンス使用可能で150ドルと、AppleのiWorkと対抗できる価格になった。
米MicrosoftのMac事業部であるMacintosh Business Unit(MacBU)は9月24日、Mac用オフィススイートの次期バージョン「Microsoft Office 2008 for Mac」の製品構成と価格を発表した。
「Microsoft Office 2008 for Mac」のパッケージは同名の標準パッケージを含む3種類。Excel、Word、PowerPoint、Entourageのアプリケーション新版はそのすべてに含まれる。
「Office 2008 for Mac Home and Student Edition」ではMicrosoft Exchange Serverと自動ワークフローがサポートされない。家庭、学校向けに3ライセンスが利用可能となっている。
「Office 2008 for Mac Special Media Edition」では、新しいアプリケーションとしてメディア管理ソフトのExpression Mediaが追加されている。
Expression MediaはExpressionファミリーの1つで、これまではWindows版のみだった。このアプリケーションはMicrosoft Exchange Server、Automatorをサポートしている。
Intel Macで動作しなくなったPCエミュレーションソフトのVirtual PCを含む「Professional Edition」は今回からなくなった。
Office 2008は全アプリケーションがOpen XMLに対応し、PowerPCとIntelの両プロセッサに最適化されたユニバーサルバイナリとなっている。言語は日本語、英語のほか、オランダ語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、スウェーデン語、(デンマーク、フィンランド、ノルウェーを含む)ノルディック語に対応する。
米国では2008年1月15日に発売。そのほかの地域では2008年第1四半期の発売が予定されている。
価格は、「Microsoft Office 2008 for Mac」が399.95ドル。「Microsoft Office 2008 for Mac Home and Student Edition」が149.95ドル。「Microsoft Office 2008 for Mac Special Media Edition」は499.95ドル。
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