米Microsoftは10月9日(日本時間10日)の月例セキュリティアップデートで計7件のパッチを公開し、Internet Explorer(IE)などの脆弱性に対処する。内訳は、最大深刻度「緊急」レベルのパッチが4件、「重要」レベルが3件。4日の事前告知で発表した。
緊急レベルの4件は、Windows、Outlook Express/Windows Mail、IE、Officeの脆弱性にそれぞれ対処する。いずれも悪用されるとリモートでコードを実行される恐れがある。このうちOutlookとIEの脆弱性は、Windows Vistaでも影響を受ける。
重要レベルはWindowsとOfficeが対象で、DoS(サービス妨害)攻撃やスプーフィング、権限昇格の脆弱性を修正する。
併せて、悪意のあるソフトウェア削除ツールの更新版もリリース予定。セキュリティ以外のアップデートはMicrosoft Update(MU)とWindows Server Update Services(WSUS)経由で3件、Windows Update(WU)経由で1件を公開する。
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