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米ネット広告売り上げ、四半期で50億ドルを突破
ネット広告の売上高は、上半期合計でも過去最高を記録。課金方法別では、成功報酬型がインプレッション保証型の売り上げを上回った。
ネット広告の米業界団体Interactive Advertising Bureau(IAB)とPricewaterhouseCoopers(PwC)は10月4日、2007年上半期の米ネット広告売り上げ額の統計を発表した。上半期の売り上げは100億ドル近くに達し、前年同期を27%近く上回り、過去最高を更新。うち、第2四半期は51億ドルで、四半期売り上げで初めて50億ドルを突破した。
IABでは、「この結果は驚くべきものではないが、歓迎すべきニュースだ」とコメント。ネット広告のインタラクティブ性を、より多くのマーケティング関係者が評価しているとし、今後もネット広告売り上げは力強い伸びが続くとみている。
上半期の売り上げを種類別にみると、検索広告が全体の41%、ディスプレイ広告が32%を占め、クラシファイド広告の17%、リファーラル広告(紹介報酬型広告)の8%などを大きく上回っている。課金方法別では、成功報酬型の比率が前年同期の47%から50%に増加し、シェア45%のインプレッション保証型(CPM)を抜いた。
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