米Yahoo!、米eBayおよびeBay傘下の米PayPalは10月4日、メール詐欺やフィッシングからユーザーを保護するために提携することを明らかにした。Yahoo!は同社のWebメールサービスのYahoo! Mailに送信元ドメイン認証技術「DomainKeys」を導入、eBayやPayPalを偽った詐欺メール撲滅を目指す。
Yahoo!のDomainKeysは、スパム業者がメールのヘッダ情報を改ざんして、信頼できる知り合いや銀行やクレジットカード会社などの正規の企業からのメッセージに見せかける「スプーフィング」という手口に対抗する技術。
今回の取り組みにより、世界各国のYahoo! Mailサービスが向こう数週間でアップデートされる。
また3社は現在、DomainKeysから電子署名による送信ドメイン認証技術「DKIM」(DomainKeys Identified Mail)へシステム移行を進めている最中で、数カ月以内に完了する見通し。
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