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携帯電話と社内無線LANをつなぐルータが登場
Cisco出身者が設立したAgito Networksが、最初の製品となるルータを発表。社内無線LANで携帯が利用できるようになる。
米Agito Networksは10月15日、企業向けのルータ「RoamAnywhere Mobility Router」を発表した。携帯電話通信と社内無線LANを結ぶルータで、第4四半期中に提供開始予定。
RoamAnywhere Mobility Routerは、無線ベースの位置認識技術を活用。携帯電話で社内無線LAN経由の通話が可能で、携帯通信と無線LAN間の切り替えは自動的に行われるという。多くの社員が携帯電話を主要なビジネス用電話として利用している今日、通信可能範囲の拡大や携帯通信の利用料金の削減、企業側での管理強化は企業にとって大きな課題となっているとAgito Networksは指摘する。
Agito Networksは、同日に設立を正式に発表したばかり。創業者でCTO(最高技術責任者)のティム・オルソン氏をはじめ、設立メンバーは全員Cisco Systemsのワイヤレスネットワーキング事業部出身だという。社長兼CEOには、ベンチャー企業で20年以上の経験を持つロブ・マルコビッチ氏を迎えた。
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