楽天とNTTドコモが共同出資する楽天オークションは10月17日、出品者と落札者が匿名で品物をやり取りできるエスクローサービス「楽天あんしん取引」に、ヤマト運輸の「オークション宅急便」の「匿名配送」機能を追加した。
楽天オークションは、エスクロー専用のオークションサービス。これまでは日本郵政のエスクローサービスしか利用できず、出品者は郵便局に品物を持ち込まなくてはならなかったが、新たにヤマトのオークション宅急便に対応。全国の取り扱いコンビニ約2万店や全国の3700のヤマト宅急便センターから配送できるほか、配達員が自宅まで来て集荷してくれるほか、ゴルフバッグやスキー板、スノーボードの専用便も利用できる。
日本郵政のエスクローも併存させ、どちらを選ぶかは出品者が選べるようにする。
同社の渡辺浩一事業統括部長は「エスクローという仕組み自体がまだ日本に浸透していない。ヤマト便も選択肢に加えてユーザーの利便性を高め、エスクローを浸透させたい」と狙いを説明した。
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