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Google、Nielsenと提携――テレビ広告分析にデータを活用
Googleが、Nielsenの視聴率データを活用し、試験運用中のテレビ広告プラットフォームを強化する。
米Nielsen Companyと米Googleは10月24日、複数年の戦略提携を発表した。提携の第1段階として、Googleはテレビ広告プラットフォーム「Google TV Ads」に、Nielsenのテレビ視聴率調査の視聴者属性データを活用。より詳細な情報を広告主や代理店に提供する。
Google TV Adsは、Googleが5月から試験運用中のテレビ広告プラットフォームで、衛星テレビのEchoStarなどによる数百チャンネル分の広告スペースを扱っている。広告枠の売買はオンラインで行われ、広告主はセットトップボックス(STB)を利用した秒単位の視聴報告などを入手できる。今回の提携によりNielsenが収集する人口構成のデータが加わることで、広告主はさらにターゲットを絞った効果的な広告配信が可能になるとしている。
Googleのエリック・シュミットCEOは「当社がテレビ広告プラットフォームを拡充し続ける中で、広告主や代理店がターゲット層に適切な広告でリーチできるようなデータ提供が重要となる」とコメント。両社は、今後オンラインやほかのメディアでのデータ測定についても「多くの機会」を共同で検討する計画だという。
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