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BEA、「1株21ドルなら合併交渉も」
Oracleによる買収提案を受け、BEAがコメントを発表。1株当たり17ドルとの提案金額は低過ぎるが、21ドルなら交渉に応じる用意があるという。
米Oracleによる買収提案に関連して、米BEA Systemsの取締役会は10月25日、コメントを発表した。Oracleが提案した「BEA株1株当たり17ドル」という買収金額は「BEAを著しく低く評価したもの」と改めて主張した上で、「1株当たり21ドルであれば、Oracleを含む第三者との交渉を認める用意がある」としている。
BEAは、今月9日にOracleから買収提案を受けて以来、一貫して提案の受け入れを拒否。Oracleは、BEAが28日までに提案を受け入れなければ、買収提案は無効になるとしている。
BEAでは、金融機関も交えて検討した結果、1株当たり21ドルとの結論に達したという。買収で予想される相乗効果を考慮すれば、買収側はその金額を「大きく上回るレベルの利益増加を達成することができるはず」としている。
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