ニュース
MS OneCareが自動更新設定をこっそり変更?:これもケア!?
Windows情報サイトによれば、「Windows Live OneCare」をインストールすると、ユーザーの許可なく自動更新の設定が変えられてしまうという。
Microsoftのセキュリティソフト「Windows Live OneCare」をインストールすると、ユーザーの許可なく自動更新の設定が変えられてしまうことが分かったと、Windows情報サイトのWindows Secretsが10月25日付で伝えている。
それによると、Windowsのパッチを手動でインストールする設定にしているのに、いつの間にか更新が適用されて再起動させられるという問題は、以前から報告されており、一部のブログでは、Windows Updateが再起動を強制していると指摘していた。
Windows Secretsでは、Windows XPとVistaでWindows Live OneCare(年間49.95ドルの有料版)をインストールしてテストを実施。その結果、何度やっても自動更新の設定が、完全自動に変えられてしまったという。自動更新を完全に無効にしていても状況は同じだったとしている。
OneCareをインストールする際の説明書きでも、自動更新の設定変更については何も触れておらず、警告メッセージなども表示されなかった。
Windows Secretsは9月にも、MicrosoftがWindows Updateの新しい実行ファイルを「密かにインストール」したせいで、Windows XPの修復ができなくなった問題を伝えている。
関連記事
- Windows Updateをこっそり更新? 「マルウェア」呼ばわりにMSが釈明
「Windows Updateは自動更新をオフにしていても一部ファイルが更新されてしまう」との情報が流れ、マルウェア的だとの批判も上がったが――。 - MSの「こっそりアップデート」でXP修復に問題発生
MicrosoftがWindows Updateを“密かに”更新したせいで、Windows XPの再インストールに問題が起きているという。 - 過剰ケア? Windows Live OneCareが誤ってメールをフォルダごと削除
セキュリティ製品のOneCareがOutlookで感染メールを見つけると、フォルダを丸ごと消してしまうことがあるという。 - 「VVindows Update」にご用心
vvindowsupdate.comという紛らわしいドメインを何者かが取得した。Web攻撃に利用される可能性は高い。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.