KDDIとMS、法人向けSaaS型ソリューション「Business Port」を来春から提供

KDDIとマイクロソフトは、来春から法人向けSaaS型ソリューションサービス「Business Port」を提供する。第1弾アプリとして、Microsoft Office Outlook 2007のメールや予定をPC／au携帯から利用可能にする「KDDI Business Outlook」を提供。

[ITmedia]

　KDDIとマイクロソフトは10月29日、法人向けSaaS型ソリューションサービス「Business Port」の提供を開始すると発表した。

　Business Portは、KDDIとマイクロソフトのSaaS型ビジネスに関する包括提携に基づいて提供する法人向けサービス。マイクロソフトのテクノロジーをベースに協業パートナーの各アプリケーションをつなぐ形で、各種サービスを提供するためのプラットフォームを構築する。

　KDDIはBusiness Portアプリケーションの第1弾として2008年3月、Microsoft Office Outlook 2007のメールやスケジュール機能などを統合し、PC／au携帯の双方から使用可能にするビジネスコミュニケーションウェア「KDDI Business Outlook」を提供する計画。月額料金は1IDにつき980円を予定している。

　なお、KDDIとマイクロソフトはBusiness Portの促進を目指し、パートナー各社のSaaS型サービスの提供を支援するプログラム「Business Port Support Program」を12月に開始する。サービスを提供するための専用設備をKDDIが提供するとともに、費用の一部を負担することで、Business Portへの企業の参入をサポートする。