日本ビクターは10月29日、2008年3月期の連結業績予想を修正し、純損益が325億円の赤字になる見通しだと発表した。早期退職に予定を上回る応募があり構造改革費用が増加したほか、繰延税金資産の取り崩しもあり、前回予想から赤字が153億円拡大した。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
他は据え置き、売上高は7400億円、営業利益は8100億円、経常利益は600億円。
勤続10年以上の社員を対象とした早期退職には、1150人の募集に対し1399人の応募があった。費用は約110億円と見込んでいたが、136億円に増額する。
同日発表した9月中間期の連結決算は、売上高が3301億円(前年同期比11.1%減)、営業赤字が53億円、経常赤字が105億円、最終赤字が420億円だった。民生機器部門は国内・海外とも前年同期を下回った。
関連記事
- ビクター、1150人の早期退職募集
- ビクターとケンウッドが経営統合へ 正式発表
日本ビクターとケンウッドが経営統合に向けて資本・業務提携すると正式発表した。紆余曲折をたどった松下のビクター売却がようやく決着。ケンウッド会長は「ビクターとの協業でシナジーを追求したい」と意気込む。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.