“棒人間”アバターでみる動画サービス BIGLOBEが公開
棒のようにひょろひょろしたキャラクターのアバターを操作しながら、20人までのユーザーが同時にFlash動画を視聴できるサイトをBIGLOBEが開設する。
NECビッグローブは、20人までのユーザーで、Flash動画を同時に視聴できるサイト「みんなでBIGLOBEストリーム」を11月1日から始める。ユーザーが1つの「部屋」に集まり、棒のようにひょろひょろしたキャラクターのアバターを操作しながら、コメントを投稿したりジェスチャーを変えたりして一緒に動画を楽しめる。Wiiでの閲覧にも対応した。
まずは動画配信サイト「BIGLOBEストリーム」の番組など5種類の動画を公開。「シネコンのようにスクリーンがたくさんあるイメージ」(同社ポータル事業部の岡島康憲さん)で、番組ごとに「部屋」を作り、「入室する」というアイコンをクリックすると動画が見られる仕組みだ。
入室すると動画画面の下に棒人間のアバターが表示される。部屋には同時に最大20人まで入室でき、動画を見ながらそれぞれのユーザーがアバターを動かしたり、動画に対するコメントを投稿できる。
アバターは拍手、笑う、泣くなど8種類のジェスチャーが選べ、ダブルクリックやドラッグなどマウス操作で動かす。動画が視聴できるのは決められた時間のみで、オンデマンド視聴はできない。
サービス開始時は、アバターの操作方法を説明した番組のほか、タレントの三船美佳さんが出演する情報番組など5つの番組が見られるようにする。特定のテーマについての動画をユーザーから募集して配信する――といったことも検討する。
バナー広告や、動画の途中に流すCM、企業のオリジナル番組を作ってもらうなどといった方法で収益を得る計画。「BIGLOBEストリーム」と同規模・月間ユニークユーザー200万〜250万に育てていきたいという。
ブログパーツも公開する。BIGLOBEストリームの各部屋にユーザーがいる場合は、棒人間のイラストを表示。ブログパーツにマウスカーソルを当てると、BIGLOBEストリームの部屋の窓から棒人間が中をのぞき込む――という仕組みだ。
関連記事
- BIGLOBEとアドビ、企業向け動画配信で早くも新局面
2007年10月24日に発表されたNECビッグローブとアドビシステムズのASPサービスに早くも新局面――2社は提携し、Flashを活用した企業向け動画配信サービスを開始する。 - “ついうっかり”の漏えいは“外”部統制で対処――アドビとBIGLOBEが提携
情報の流出を未然に防ぐことに加え、不正流出した情報による被害を最小限に食い止めることが今後の文書管理に求められる。NECビッグローブとアドビシステムズは、これらの課題を解消するサービスを共同で提供する。 - 「ネットはTVと共存」 BIGLOBE、動画配信に本腰
動画配信サイト「BIGLOBEストリーム」で、独自コンテンツの配信を強化する。動画広告事業も積極展開し、動画事業だけで200億円の売り上げを目指す。 - OCNとBIGLOBEが共同で動画広告サービス
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.