ソニーは10月30日、指紋認証機能付き「ポケットビット」シリーズ付属ソフトウェア「ファイル&フォルダ・セキュリティ」の修正版を公開した。各セキュリティ企業から指摘されていたrootkit的な隠し技術が使われている問題に対応したもの。
対象となるのは指紋認証機能つきポケットビット「USM128F」および「USM512FL」。ソニーは9月7日に情報を公開し、告知通り9月28日に修正用パッチを単体で提供していたが、今回は再インストール用に、脆弱性修正済みソフト一式での提供となる。USM128F、USM512FLそれぞれにプログラムが提供されている。なお、修正パッチを適用済みのユーザーは、本ソフトウェアをインストールする必要はない。
ソフトウェアはダウンロード提供だが、窓口(フリーダイヤル:0120-47-2185)に問い合わせればソフトウェア修正用ディスクの無償送付にも対応する。
関連記事
- USBメモリのrootkit問題、ソニーが情報を公式発表
指紋認証機能付きUSBメモリの付属ソフトでrootkit的な隠し技術が使われている問題で、ソニーはサイト上で情報を公開。修正プログラムを提供する予定だという。 - ソニーのUSBメモリに「rootkit的」技術
ソニーのUSBメモリに付属する指紋認識ソフトのドライバで、隠しディレクトリがインストールされるとF-Secureが批判した。 - ソニー製USBメモリのrootkit的動作、隠しディレクトリで悪用の恐れ
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.