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MS、「海賊版の見分け方」をWebサイトで伝授
Microsoftが海賊版ソフト対策の一環として、消費者向けのWebサイトを立ち上げた。また、偽ソフト業者を相手取り、新たに20件の訴訟を起こしている。
米Microsoftは10月31日、同社の海賊版対策プロジェクト「Genuine Software Initiative」の一環として、海賊版の見分け方などの情報を提供する「Webサイト」を立ち上げた。ソフトが正規版かどうかを調べるツールやソフト購入前に知っておくべき知識、正規ソフトの確認方法などのほか、偽ソフトをグレード別にまとめた「偽ソフトギャラリー」もある。
同社ではまた、偽ソフトや特許侵害ソフトを取り扱う業者を相手取り、米アラバマ州やカリフォルニア州など13州で、計20件の訴訟を起こしたことも明らかにした。
米国商工会議所による調査では、過去1年間に何らかの偽造品を購入した人は、米国の成人の22%に達するという。またIDCの調査では、海賊版ソフトによる損害は、2006年に米国で73億ドルに達したという。Microsoftでは、同社の取り組みが「当社の知的財産を守るだけでなく、消費者や、ソフト業界各社の経営者や従業員を守るためのものでもある」としている。
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