Google、SNS向け共通API「OpenSocial」を正式発表
開発者はOpenSocial APIを使って、「一度書けばすべての対応サイトで使える」ソーシャルアプリケーションを開発できる。MySpace、mixiも参加を表明した。
米Googleは11月1日、複数のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などのWebサイトで動作するソーシャルアプリケーションを開発するための共通API「OpenSocial」を正式発表した。
開発者はOpenSocialを使えば、すべての対応サイトで動作するソーシャル機能を構築できる。これまでは、各SNSの独自APIを使って別々にアプリケーションを構築しなければならなかったが、OpenSocialでは一度コードを書くだけで済むという。
OpenSocial APIは3種あり、それぞれユーザーのプロファイル情報、友人リスト、友人に活動情報を知らせる機能を活用するためのものだ。開発者は(ユーザーの許可があれば)これらの情報や機能を活用するソーシャルアプリケーションを開発できる。
開発者は3つのJavaScriptとGdata API、APIをテストするためのOrkut上のサンドボックス、サンプルコードやマニュアルなどのリソースを利用できる。またSNSなどのWebサイトには、OpenSocialに対応するためのツール、サポートフォーラム、サンプルコードやマニュアルなどが提供される。
米最大手SNSのMySpaceを初めとして、Bebo、Friendster、imeem、LinkedIn、Orkut、mixiなどのSNS、データベース大手のOracle、サービスとしてのソフトウェア(SaaS)を手掛けるSalesforce.com、ブログプラットフォーム開発のSix ApartなどがOpenSocialへの参加を表明している。
またOpenSocialを使ったアプリケーションをiLike、Flixster、RockYou、NewsGator、NY Times、PayPalなどが開発している。
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