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特許分析、簡便に 画像検索やマップ化で

特許公報の画像を検索したり、特許同士の関連性をマップ化したり――リコーテクノシステムズと富士通がそれぞれ、特許情報を簡便に分析できるサービスを開発した。

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 特許情報を簡便に検索・分析できるサービスを、リコーテクノシステムズと富士通がそれぞれ開発した。リコーテクノは、画像を使って特許公報から画像を検索できる「世界初」(同社)のサービス。富士通は、特許同士の関連性をマップ化するというものだ。

 リコーテクノの「RIPWAY Version3」は、特許公報に含まれる図面や化学式などの画像の中から、ユーザーが指定した画像と関連する画像を高速に検索して表示できる。新開発の類似画像検索技術を活用した。

 検索対象は、日米の特許公報に含まれるほぼ全ての画像約5000万点。発売は来年1月で、価格はIDあたり入会金1万500円、月額料金が12万750円。年間500社への販売が目標。

 富士通は、特許情報を分析して「特許マップ」を手軽に作成できる「ATMS/Analyzer」(アトムスアナライザー)を12月3日に発売する。

 同社データセンター内の特許情報データベースと、クライアント用の分析ソフトを組み合わせた。特許分類、出願人、キーワードなどを軸に、特許の関連性を相関図で表したり、出願年別の特許分布をマップ化できる。

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ATMS/Analyzerで作成した図

 テキストマイニング技術を活用した。今後は、米国特許に対応するなど機能を充実させていく。

 価格は20万7900円から。2010年度末までに売り上げ5億円を目指す。

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