凸版印刷は11月29日、第10世代(2850×3050ミリ)液晶用カラーフィルターの新工場を、大阪・堺市のシャープ新工場敷地内に建設すると発表した。2009年中の稼働を目指す。
「フォトリソ方式」を世界で初めて第10世代フィルター生産に採用する予定で、月産能力は3万6000シート。総投資額は約420億円で、「設備や材料、建築などを精査し、投資額を最小化した」という。
新工場が稼働すれば、凸版グループのカラーフィルター月産能力は1600万枚(14インチ換算)となり「世界最大の生産規模をさらに拡大する」としている。
シャープ新工場には、大日本印刷(DNP)も第10世代用カラーフィルターの新工場を建設予定。インクジェット方式を採用し、投資総額は約435億円(関連記事参照)。2010年3月までの稼働を目指している。
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