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Google、SEOポイズニング対策で協力呼びかけ
1年半にわたって対策に取り組んできたが、マルウェア感染サイトはあまりに多く、「ユーザーの助けが必要だ」とGoogle。
Google検索結果に悪質サイトが表示される「SEOポイズニング」問題で、米Googleが悪質サイト通報用のフォームを作成し、ユーザーに情報提供を呼びかけている。
この問題では、Googleなどの検索エンジンで「microsoft excel free download」などの用語を検索すると、マルウェアサイトへのリンクが多数表示されることが判明。セキュリティ企業Sunbelt Softwareの通報でGoogleが対処したが、攻撃の第2波も予想されている。
この事態を受けてGoogleはセキュリティブログで、これまで1年半にわたってマルウェア対策に取り組み、悪質サイトと分かっているものについては検索結果で警告が表示されるようになったと成果を強調。しかし、ユーザーのコンピュータにマルウェアを感染させようとするWebサイトは大量にあり、ギャップ解消のためにユーザーの助けが必要だと訴えた。
もしマルウェアをホスティングしているサイトを見つけたら、専用フォームを使ってGoogleに通報してほしいと呼びかけている。
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マルウェア作者がキーワード検索を使って悪質サイトにユーザーをおびき寄せようとしているという。
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