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Ask.com、検索履歴の「消しゴム」AskEraser機能を導入
Ask.comの新機能「AskEraser」をオンにすると、検索クエリーの履歴や関連cookie情報が、Ask.com側のサーバに保存されなくなる。
米IAC傘下のAsk.comは12月11日、検索履歴をサーバに保存しない選択が可能な新機能「AskEraser」を、米国および英国で開始した。7月に発表していた機能で、「オン」に設定すると、それ以降ユーザーが入力する検索クエリーの履歴、IPアドレスやユーザーIDなどの関連cookie情報が、Ask.comのサーバに保存されなくなる。
AskEraser機能は、Webサイトや画像検索のほか、ニュースやブログ、動画、地図など、Ask.comの主な検索機能を通じて適用される。同機能へのリンクはAsk.com画面右上に常に表示され、オン/オフ状況の確認や切り替えが簡単にできる。
Ask.comは、ユーザーのプライバシー保護のため、検索履歴やIPアドレス、ユーザーIDなどの情報の保持期間を18カ月とするポリシーを導入したほか、7月には、Microsoftとともに、ユーザープライバシー保護のためのネット業界基準を確立していく意向も明らかにしている。
AskEraserは、2008年に世界各国に展開する予定。
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