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「NokiaによるQUALCOMM特許の侵害なし」、米国際貿易委員会が仮決定
QUALCOMMがNokiaを特許侵害で訴えていた件で、米国際貿易委員会はQUALCOMMの主張を却下する仮決定を下した。
米QUALCOMMがフィンランドのNokiaを特許侵害で米国際貿易委員会(ITC)に訴えていた件で、ITCは、Nokiaによる特許侵害の事実は認められないとする仮決定を下した。ITCによる最終判決は、2008年4月14日に出される見通し。両社が12月12日明らかにした。
この訴訟は、両社間で争われている10数件に上る特許訴訟の1つで、2006年6月にQUALCOMMがITCに申し立てを行ったもの。QUALCOMMは、NokiaがQUALCOMMの特許6件を侵害したとしていたが、3件については申し立てを取り下げており、残る3件について争われていた。
今回の仮決定を受けてNokiaは、「QUALCOMMが当社と通信業界を欺こうとする企みが、また1つ失敗した」とコメント。一方のQUALCOMMは、仮決定の見直しを求める意向だとしている。
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