米Sprint Nextelは12月18日、社長兼CEOにダニエル・R・ヘッセ氏を任命した。同社では、10月にゲリー・フォーシー会長・社長兼CEOが辞任して以来、新CEO探しを進めていた。10月以来非常勤会長を務めてきたジェームズ・ハンス氏は、今後も引き続き非常勤会長にとどまる。
ヘッセ氏は、23年間をAT&Tで過ごし、1997〜2000年にはAT&T Wireless Servicesの社長兼CEOも務めた。その後Sprintに入社、ローカルテレコミュニケーション部門のCEOを経て、2006年にEmbarqのスピンオフと同時にEmbarqで会長兼CEOを務めてきた。
ヘッセ氏は「これ以上の資産を持つ企業はワイヤレス業界にはほかにない」とSprint Nextelを評し、「堅実な業務遂行と顧客に対する取り組みを通じて、当社の業績を再び活性化し、成長軌道に乗せることができると信じる」とコメントしている。
関連記事
- SprintとClearwire、WiMAXネットワーク共同構築計画を「白紙」に
Sprintは、年内に予定しているWiMAXネットワーク立ち上げと来年のXOHMサービス提供開始については予定通りとしている。 - Sprint Nextel、2010年までにWiMAXに50億ドルを投資
同社では、WiMAX事業は2010年度には20億〜25億ドルを売り上げ、黒字化するとみている。 - SprintとNextel、合併を完了
社長兼CEOにはSprintのゲリー・フォーシー氏、会長にはNextelのティム・ドナヒュー氏が就く。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.