オンデマンドERP(エンタープライズリソースプランニング)企業の米NetSuiteは12月20日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で新規株式公開(IPO)を行った。
公開株数は620万株で、売り出し価格は1株当たり26ドル。同社のザック・ネルソンCEOが20日のNYSE開場のベルを鳴らし、同社株はティッカーシンボル「N」で取引を開始した。
NetSuiteは米Oracleのラリー・エリソンCEOらが創業した企業で、中小企業を対象としたオンデマンドのビジネスアプリケーションを提供している。エリソン氏は、NetSuiteの株式売却による利益の一部を慈善事業に寄付するつもりであることを明らかにしている。
関連記事
- Oracleのエリソン氏、NetSuiteのIPO収益を慈善事業へ
NetSuiteの目論見書によると、同社の株式の60%を保有するOracleのエリソンCEOは3200万株を慈善事業のために取っておく考えだ。 - オンデマンドERPのNetSuite、IPO申請へ
Oracleのラリー・エリソンCEOが創業したNetSuiteが、株式公開へ向けた正式手続きを開始した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.