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シニア層の消費者は「エコフレンドリー」――米調査
ベビーブーマー層の中でも、環境に優しいメーカーの製品を購入する人は特定のブランドへの忠実度が高く、テレビの視聴時間が比較的少ないという。
米AARP ServicesとFocalystは12月20日、ベビーブーマーを対象とした購買意識に関する調査報告を発表した。調査は、1946〜1964年生まれの「ベビーブーマー」と、1946年以前生まれの「熟年層」計3万人を対象に実施した。
回答者の70%は「よりよい世の中にする責任」を感じている。「環境に優しいブランドの製品を好んで購入する」と答えたのは54%で、これは4000万人に相当する。この「グリーンブーマー」層は、ほかのベビーブーマーに比べて製品やサービスの品質に対する要求がより高く、広告に対する興味も高い。また、特定のブランドへの忠実度も「グリーンブーマー」では88%、ほかのベビーブーマーでは78%と差がみられる。
また、グリーンブーマーは比較的テレビの視聴時間が短く、逆に新聞や雑誌、本を読む時間はほかのブーマーの1日78分に対し、95分と長い。グリーンブーマーが占める比率は、年収15万ドル以上では50%なのに対し、年収5万ドル以下のブーマーでは57%とやや高くなっている。環境面で安全なブランドの製品を購入する傾向は年齢と相関関係にあり、熟年層ではベビーブーマー以上に「エコ」度が高くなっているという。
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