ニュース
ドワンゴに「ニコ動事業本部」 「dwango.jp」との2本柱に
ドワンゴは、ニコニコ動画を担当する部署を「ニコニコ事業本部」に昇格させ、携帯コンテンツの「dwango.jp事業本部」との2本柱の体制になる。
ドワンゴは、子会社のニワンゴが運営する「ニコニコ動画」の事業を担当する「ニコニコ事業部」を、来年1月1日付けで「ニコニコ事業本部」に昇格させる。携帯コンテンツの「dwango.jp事業本部」との2本柱で運営していく。
ニコニコ事業部は25人だったが、事業本部昇格で40人に増員。その下に「企画開発部」(30人)、「事業推進部」(5人)、「ライツビジネス部」(5人)を設置する。
企画開発部と事業推進部は、ニコニコ動画で行う企画の立案・制作を担当。ライツビジネス部は、ニコニコ動画の人気コンテンツを使ってビジネス展開する際に、コンテンツホルダーや著作権管理団体との交渉を担当する。ニコニコ動画にアップロードされた動画の監視や、著作権を侵害している動画の削除も行う。
ニコニコ動画発のコンテンツのビジネス化については「レッツゴー!陰陽師」のCDが発売されたり、「ねこ鍋」がDVD化されるといった例があった一方、「初音ミク」を使って制作した楽曲の着うた配信をめぐる著作権関連の契約に関してネット上で騒動になるなど、権利処理についての課題も浮上していた。
関連記事
- ドワンゴに「ニコニコ事業部」
ドワンゴは、子会社ニワンゴが運営する「ニコニコ動画」関連事業拡大に伴い、10月1日付けで「ニコニコ事業部」を新設すると発表した。 - ニコ動、著作権侵害防止へ「権利者との対話強化」
ニワンゴは「ニコニコ動画」と「SMILE VIDEO」上での著作権侵害防止に向け、積極的に権利者と対話して対策を取りながら、著作権に関する啓蒙活動も行っていく、と発表した。 - 「初音ミク作品」騒動、ドワンゴとクリプトンが“和解”コメント
ドワンゴ・ミュージックとクリプトンが、一連の「初音ミク」騒動について“和解”し、共同でコメントを発表した。今後は「ネット時代に即応した音楽著作権の処理について、共同で検討していく」としている。 - 「ニコ動」好調だが負担重く……ドワンゴ赤字に
ドワンゴが通期の連結業績予想を下方修正し、7億円の経常損失となる見込みと発表した。着メロサイトの会員数が減少したほか、子会社のニワンゴが運営する「ニコニコ動画」への先行投資が響いた。 - 「ニコ動」、アマチュアバンド映像誤削除で謝罪
ニワンゴは、「ニコニコ動画」専用動画共有サービスにアップロードされたアマチュアバンドのライブ映像を誤って削除したとし、開発者ブログで謝罪した。 - あの「ねこ鍋」がDVDに
猫が土鍋で丸くなって眠る様子を撮影した「ニコニコ動画」の人気コンテンツ「ねこ鍋」が、DVDになる。撮り下ろし動画入り。 - ニコニコ動画のコメント付き「陰陽師」DVD、サントラCDの付録に
「レッツゴー!陰陽師」のプロモーションビデオ(PV)が、ニコニコ動画」のコメント付きでDVD化される。「新・豪血寺一族 -煩悩解放-」のCDに、付録として付ける。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.