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GDH、P2Pでアニメを有料配信 「SkeedCast」活用
P2P技術を活用したアニメ作品の有料配信実験をGDHが始めた。「Winny」開発者の金子勇氏が開発に参加しているコンテンツ配信システム「SkeedCast」を活用する。
GDHは12月26日、P2P技術を活用したアニメ作品の有料配信実験を始めた。「Winny」開発者の金子勇氏が開発に参加しているドリームボートのコンテンツ配信システム「SkeedCast」を活用する。
配信するのは、GDHグループが制作した「スピードグラファーGD」(全24話)、「Project PAPO」(全7話)と、来年春から放送予定の「ドルアーガの塔〜the Aegis of URUK〜」のプロモーション映像。
1話当たりの価格は、スピードグラファーが1Mbps版で1050円、3Mbps版で1575円。来年1月31日までは半額で購入できる。Project PAPOは158円で、第1話は無料。ドルアーガの塔のプロモーション動画も無料。
総務省が支援している「P2Pネットワーク実験協議会」の実証実験の一環で、サーバ負荷やコスト、ビジネスモデルの実効性などを検証する。期間は約1年。
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