米非営利団体Pew Internet & American Life Projectは1月9日、動画共有サイトの利用状況に関する調査報告を発表した。調査は、米国の18歳以上のインターネット利用者1359人を対象に、2007年10〜12月に行われた。
報告によると、YouTubeなどの動画共有サイトを利用したことがあるとの回答は、インターネット利用者の48%に達し、2006年調査時の33%から大幅に伸びた。年齢層別にみると、18〜29歳では70%、30〜49歳では51%、50〜64歳では30%、65歳以上では16%で、年齢が若いほど利用率が高くなっている。男女別では、男性では53%、女性では43%で、2006年調査と比較すると、男性は33%増だったのに対し女性では59%増と、動画共有サイト利用率の男女差は縮まる傾向にある。
また、「昨日、動画共有サイトを利用した」との回答も、1年前の8%から15%に急増。特に18〜29歳、30〜49歳の年齢層での伸びが目立ち、それぞれ前年調査の2倍となっている。
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