ニュース
199ドルのLinux PC、米大手小売サイトに登場
リベート後価格が199ドルのこのPCは、1.6GHzのIntel Celeronプロセッサ、OSにはFreespire 2.0を搭載。米Searsのサイトで販売している。
Linuxディストリビューターの米Linspireと、低価格PC製造のMirus Innovationsは1月17日、199ドルのLinux PCの販売開始を発表した。米大手小売業Searsのサイトで299.99ドル(19日までは284.99ドル)でオンライン販売されており、100ドルのメールインリベートが適用される。
この「199ドルPC」は、IntelのCeleron 420プロセッサ(1.6GHz)を搭載し、HDDは80Gバイト、メモリは1Gバイト。OSはFreespire 2.0をプリインストールしている。また、ソフトウェアをワンクリックでダウンロード/インストールできる同社のソフトウェアダウンロード技術「Click 'N Run」(CNR)の最新β版をプリインストールした初のLinux PCだという。メモリカードリーダーやモデム、CD-RWなども備える。
「当社は、5年以上にわたって低価格帯のLinux PC市場の基礎を開拓してきた」とLinspireのラリー・ケトラー社長兼CEO。「Mirus Innovationsによるこの最新システムは、最強のハード・ソフト構成で、200ドル以下ではこれまでで最高の価値を提供するもの」としている。
関連記事
- “199ドルノート”こと「Eee PC」が日本発売決定――予価は5万円前後
ASUSTeKは、“199ドルノートPC”として注目を浴びた低価格モバイルノートPC「Eee PC」の日本発売をアナウンスした。 - 超低価格ノートPC、2012年末までに600万台突破――Gartner予測
IntelのClassmate PCやOLPCのXOといった超低価格ノートPCは、新興国のデジタルデバイド解消のためだけでなく、PC業界の将来のためにも重要とGartnerは指摘する。 - OLPCの元CTO、75ドルPC製造目指す「Pixel Qi」設立
100ドルPCプロジェクトOLPCの元CTOが独立、75ドルPCの製造を目指す新会社を設立した。 - Zonbu、月額サービス制の格安ノートPCを発表
99ドルデスクトップを発売したZonbuが、今度は格安ノートPCを発表。月額15ドルで最新のアプリやオンラインストレージが使える。 - Linspire、無料Linuxの新版「Freespire 2.0」リリース
オープンソースソフトに加え、サードパーティー製のソフトなども追加できるLinuxの新バージョンが登場した。 - Linspireのワンクリックダウンロード技術が無料に
LinuxのデスクトップOSにソフトウェアをワンクリックでダウンロード/インストールできる技術「Click 'N Run」が無料になった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.