中国の調査会社Analysys Internationalは1月24日、2007年第3四半期(7〜9月期)の中国検索市場に関する調査結果を発表した。同四半期の市場規模は8億2450万元に達し、前年同期比98.3%増、4〜6月期に比べても25.4%増だった。
首位のBaiduは、シェアを前四半期の58.1%から60.5%へと伸ばした。2位は、7月に中国での事業展開に必要なICPライセンスを取得して合法的なネットコンテンツプロバイダーとなったGoogleで、シェアは23.7%。3位はシェア10.4%のYahoo! Chinaだった。
Baidu、Google、Yahoo! Chinaの上位3社で中国の検索市場シェアの94.6%を占めており、前四半期(上位3社シェア合計92.5%)以上に上位集中が進んでいる。上位7社のシェア合計をみても、4〜6月期の98.8%から、7〜9月期の99%へと比率が上がっているという。
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