ワシントンD.C.のエイドリアン・フェンティ市長は1月23日、政府のPCを使ってポルノサイトやアダルトサイトを閲覧したとして、最高9人の職員を解雇すると発表した。
同市職員から、別の職員が政府のPCを使ってアダルトコンテンツを閲覧、ダウンロードしているという苦情を受け、市の最高技術責任事務局(OCTO)が昨年12月15日に調査を開始。初期調査の結果、複数の職員がポルノサイトにアクセスしていることが判明したため、OCTOはさらに調査範囲を拡大。18部署で処分対象となる可能性のある職員が見つかったという。
OCTOは、処分内容は書面による注意から、深刻な場合は謹慎または解雇に及ぶとしている。契約調達部門など3部署は、ポルノサイトの閲覧が膨大な回数に上るとして、合わせて6人の職員を既に解雇処分とした。
またワシントンD.C.は多くの職員がアダルトサイトを閲覧していた事実を受け、これらサイトへのアクセスを規制するフィルターを導入した。
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業務中のWebサーフィンは許されるのか――「判事は許してもIT管理者は許さない」がその答えのようだ。
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