IBM傘下のセキュリティ企業Internet Security Systems(ISS)は2月5日のブログで、2007年の脆弱性情報開示件数が、前年度比で初めて減少に転じたと報告した。
この傾向は、ISSの研究部門X-Forceがまとめた2007年の報告書で明らかになった。同年中に新たに公開された脆弱性の件数は、前年より5.4%減少。2005年と2006年に約41%急騰したのとは対照的だった。
ただ、全体の件数は減少した半面、優先度の高い脆弱性の件数は28%増加している。研究者が単に、複雑で優先度の高い脆弱性の発見に力を注いでいるだけかもしれないとX-Forceは分析している。
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