10〜12月期の世界スマートフォン出荷、Appleがベンダー別3位に
スマートフォンおよびPDAの出荷台数ランキングで、AppleがMotorolaを抜き、Nokia、RIMに次ぐ3位にランクインした。
調査会社Canalysは2月5日、世界の「高機能端末(スマートフォンおよびPDA)」出荷に関する統計を発表した。第4四半期(10〜12月期)の出荷台数は前年同期を72%上回り、3550万台に達した。
ベンダー別では、Nokia(シェア52.9%)、Research In Motion(RIM)(シェア11.4%)がそれぞれ首位、2位の座を維持し、3位にはApple(シェア6.5%、出荷台数は232万840台)がランクイン。iPhoneの販売地域はまだ限定的であるにもかかわらず、Motorola(シェア6.5%、出荷台数は230万1260台)を上回る出荷台数を記録した。OS別では、65%のシェアを占めるSymbianが首位。以下、Microsoft(シェア12%)、RIM(11%)、Apple(7%)、Linux(5%)と続く。
Canalysは、Appleの躍進が「マーケットリーダー各社に警鐘を鳴らした」と評価。Appleが携帯電話にもたらしたユーザーインタフェースの革新が、競合各社によるデザイン改良などを促進しており、この動きは2008年も継続すると予測する。一方、「どんなによいデザインであっても、1つのデザインしか持たないスマートフォンベンダーは、苦労することになる」とし、今後、Appleは絶えず製品ポートフォリオを刷新する必要があるとの見方を示している。
2007年通年での世界高機能端末の出荷台数は、前年を60%上回る1億1500万台。出荷台数が最も多いのはアジア太平洋地域(4790万台)だが、伸び率は北米が最も大きく、前年のほぼ倍の2090万台に達した。ベンダー別では、6060万台のスマートフォンを出荷したNokiaが首位を維持。2位のRIMの出荷台数は、前年を112%上回る伸びを示した。
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出荷台数ではNokiaがトップを独走。2位以下を大きく引き離しているが、Samsungが追い上げている。
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