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ソニー、中大型有機ELの技術開発加速 220億円設備投資
世界初の有機ELテレビを発売したソニーは、中大型有機ELの生産技術の確立に向けて220億円の設備投資に踏み切る。
ソニーは2月19日、中大型有機ELパネルの生産技術確立に向け、約220億円の設備投資を2008年度下半期から行うと発表した。09年度の生産技術確立を目指す。
ソニーモバイルディスプレイ東浦事業所(愛知県東浦町)に、600×720ミリガラス基板対応のTFT工程・EL成膜設備を増強する。
同社は昨年12月、世界初の有機ELテレビ「XEL-1」を発売した。「将来、テレビを含めたAV 機器の用途を大きく拡張する新しいデバイス」と位置付け、技術開発を加速する。
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有機ELテレビをソニーがついに製品化し、12月に20万円で発売する。厚さ3ミリのパネル部、測定限界を超えるコントラスト比、高い色再現性──などは、待望されてきた「次世代ディスプレイ」そのもの。中鉢社長は「ソニーの技術復活の象徴にしたい」と胸を張った。
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