東芝は19日、HD DVD事業を終息すると発表した。HD DVDプレーヤー・レコーダーの新商品開発・生産は中止、製品出荷も縮小して3月末をめどに事業を終息する予定。
リリースの中でHD DVD事業停止の理由として「本年初頭の大幅な事業環境の変化」、「異なる規格が併存することによる、いわゆる次世代DVD議論の長期化による当社の事業への影響はもとより、消費者の皆様をはじめとする市場における影響」を挙げている。
なおPC、ゲーム機向けHD DVDドライブについても量産を終了する。HD DVDを搭載した東芝製ノートPCについては今後のニーズを踏まえてPC事業全体の中での位置づけを検討するとしている。
販売済みの製品に関しては全世界でサポートとアフターサービスは継続する。
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