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Sanmina、PC事業撤退――Lenovoなどに売却へ
受託製造サービスの米Sanmina-SCIが、PC事業撤退を表明。事業および関連資産を、台湾Foxconn Technologyや中国Lenovoに売却する予定だという。
電子機器受託製造サービス(EMS)の米Sanmina-SCIは2月20日、PC事業からの撤退を発表した。ハンガリーやメキシコ、米国のPC事業の一部資産と関連配送サービスを、台湾Foxconn Technology Group傘下のFoxteq Holdingsに売却することで合意したほか、メキシコのPC事業の移管と関連資産の売却に関しては、中国Lenovo Groupと拘束力のない覚書を交わしたという。
Foxteqとの取引は、Sanminaの第3四半期(4〜6月期)中に完了する見通し。Sanminaは、Foxteqへの事業売却と関連資産の処分による収益を約8000万〜9000万ドルとみている。
Sanminaは、「PC事業は、もはや当社の長期戦略にとって不可欠なものではなくなった」として、以前から撤退を表明していた。事業売却に伴う財務上の削減効果は2億ドルを超えるとみている。
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