個人やサークルなどが自主的に製作・販売している「同人音楽」と呼ばれる音楽について研究する「同人音楽研究会」が、第1回会合を3月10日に大阪市立大学で開く。
同人音楽独自の文化や、流通の形態などを研究・発表し、討論を通じて理解を深めていく目的。「音楽CGMのユーザをターゲットとした音楽創作支援システムの開発に向けて」などの演題が予定されている。
聴講者を募集しており、Webサイトから申し込めば参加できる。
時間は、午後1時から4時半まで。同大学杉本キャンパス文学部棟1階の比較言語文化情報処理実験室(L128)で行う。
関連記事
- 「音の同人だった」――「初音ミク」生んだクリプトンの軌跡
個人の力がメディアになる、そんな時代を生きてきた。「ネットが普及すれば、距離と時間を跳び越えられる気がしてた」。札幌で「初音ミク」を生み出した、クリプトンの歴史。 - 異例の売れ行き「初音ミク」 「ニコ動」で広がる音楽作りのすそ野
自作曲を萌えボイスで歌ってくれるソフト「初音ミク」が、開発元も「ありえない」と驚くほど売れている。「ニコニコ動画」が火付け役。萌えるキャラ設定と高度な技術が絶妙に組み合わさり「歌を作ってみんなに公開する」という行為のハードルを下げている。 - DTMブーム再来!? 「初音ミク」が掘り起こす“名なしの才能”
なめらかな声で歌う楽曲制作ソフト「初音ミク」が、ネットの“職人魂”を呼び覚ましている。ミクが歌う歌を作るDTM職人、ミクが踊る動画を作る絵描き職人――無名のネットユーザーが、新たな創造のうねりを生む。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.