「電報を気軽なメッセージギフトに」――ヒューモニーはこのほど、ウェディングドレス姿の「リカちゃん」付き電報を3500体限定で発売した。「まじめで古い」という電報のイメージを変え、若者のギフト需要を取り込みたい考え。同社のサイトから申し込み、価格は5775円。
リカちゃんにシャンパンゴールドのロングドレスを着せ、頭にはレースのケープを付けた。結婚式の日に青い物を身に付けると幸せになれるという「サムシングブルー」にあやかり、青い花のブーケを持っている。高さは230ミリで、リカちゃんを飾るための専用の台も付属する。
電報のメッセージは300文字まで。リカちゃんのパッケージにメッセージカードをはさんで届ける。パッケージの内側には「今日という日を忘れずに。これからもずっと仲良しでいてね」とリカちゃんからのメッセージも書き入れた。
「電報は古くてまじめなイメージ。友達の誕生日やお正月にメールを送るように、電報を気軽なものに変えたい。あまり電報を送ったことのない20代の女性にも利用してもらいたい」(企画した同社の中村妙子さん)
同社は昨年もリカちゃん付き電報を4000体限定で販売し、完売。結婚式の祝電としてだけでなく、父親が娘に誕生日プレゼントとして贈ったり、花嫁が自分の代わりにと両親にプレゼントする――といったケースもあったという。「捨てられない電報を作っていきたい」(中村さん)
リカちゃん付き電報以外にも「ガチャピン」「ムック」「おでんくん」などキャラクターのぬいぐるみ付き電報を約30種類販売している。同社の長谷川博之社長は「個人が送る電報は今後すたれていくと思う。メッセージだけでなく何か気の効いたものが付いた“メッセージギフト”として電報を広めていきたい」と話した。
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