ノルウェーのOpera Softwareは2月27日、Googleの検索エンジンを、同社の携帯電話用Webブラウザ「Opera Mobile」および「Opera Mini」のデフォルト検索エンジンとして採用すると発表した。両ブラウザのユーザーは3月1日以降、スタートページから直接Googleの検索エンジンを利用できるようになる。対象地域は、ロシアとCISを除く全世界となっている。
Googleは過去7年にわたり、Operaのデスクトップブラウザに検索エンジンを提供してきたが、今回の発表で、両社は新たに携帯ブラウザでも協力することになる。これまで、Opera MiniとOpera Mobile向けの検索エンジンは、2007年1月発表の提携に基づき、Yahoo!が独占的に提供していた。
Operaによると、無料ブラウザOpera Miniのユーザーは3500万人以上。Opera MiniでのWeb閲覧件数は毎月17億ページを超え、その多くが検索エンジン経由だという。一方のOpera Mobileは、これまでに1億台以上の携帯電話に搭載されており、2007年には新モデル55機種以上で、デフォルトの携帯ブラウザとしてプリインストールされたという。
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読み込み速度や反応速度を大幅に改善し、デスクトップ並みのブラウジングが可能になるとしている。
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