携帯電話のメールサービスを手掛ける米Vistoは3月3日、米Microsoftと係争中の特許訴訟で和解し、ライセンス契約を締結することで合意に達したと発表した。和解の金銭的条件は非公開。両社は、この訴訟に関するすべての申し立てを取り下げる。
この訴訟は、Microsoftが携帯メールに関するVistoの特許3件を侵害したとして、Vistoが2005年12月に起こしていたもの。Vistoは「この和解は、Vistoの特許ポートフォリオの正当性をさらに裏付けるもの」としている。
Vistoのモバイルサービスは、携帯通信事業者を通じて各国で提供されており、AT&Tやソフトバンク、Vodafone、Sprint-Nextelなどの大手が利用している。
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